5秒ごとにキャラが変わるアクションゲーム

まあよくわからんけど右に進んでください．

一応適当に決めたシナリオも書いておきます．

現実の生活において、どこか歯車がかみ合っていないような感覚を抱えながら生きている中年のおじさんがいました。仕事では成果を出せず上司に怒られたり、後輩に頼られることもなく、ただ惰性でこなす日々。趣味に没頭しようとしても、なかなか集中できず、いつの間にかモチベーションを失ってしまう。気づけば、目の前を流れる景色はいつも変わらず、毎日が退屈で同じような繰り返しばかり。そんな日々に少しの疑問や違和感を覚えながらも、どうすることもできず、ただただ生きるだけの生活を続けていました。

そんなある日、おじさんの前に突然、奇妙な雰囲気をまとった謎の人物が現れます。その人物は、どこか胡散臭いような、でも妙に引き込まれるような、不思議なオーラを持っていました。おじさんが驚いている間に、その人物はニヤリと笑みを浮かべて、怪しげな小瓶を差し出しながらこう言ったのです。
「この薬を飲んでごらん。そしたらね、ゲームをクリアできるかもしれない。で、そのゲームをクリアしたら……ほら、人生がうまくいったり、まあ、いかなかったりすることもあるけどね？」

まったく意味不明な話ではありましたが、現実に嫌気がさしていたおじさんは、ついついその提案に乗ってしまいます。「何かが変わるかもしれない」という漠然とした期待と、「これ以上悪くなることはないだろう」という諦めにも似た気持ちが背中を押し、小瓶の中身をぐっと飲み干しました。

するとどうでしょう。飲んだ瞬間、体に何とも言えない奇妙な感覚が走り、目眩がして立っていられなくなります。そして目を開けた次の瞬間、おじさんの体はなんと動物の姿に変わってしまっていたのです！突然の変身に驚き、訳がわからないまま、彼は自分の新しい姿を確認します。毛むくじゃらの体、鋭い爪、敏感な耳――まさに完全な動物。

これが薬の「副作用」なのか、それとも新しい世界での「仕様」なのかも分からず、混乱するおじさん。しかし、そんな状況でもどこか妙に冷静で、「まあ、よくわからんが」と自分に言い聞かせます。そしてその場で右の方向を見た瞬間、何となくですが、「とりあえず右へ進めばいいんじゃないか？」という直感に従うことにしたのです。

果たして右へ進むことで、彼の人生にどのような変化が訪れるのか？ゲームとは一体どんなものなのか？そして彼は自分自身の姿を取り戻し、人生を取り戻すことができるのでしょうか？何もかも分からないまま、奇妙な冒険が幕を開けます。

「まあ、よくわからんが、とりあえず右を目指そう。」それが、おじさんの新しい物語の始まりだったのです。

おじさんは右を目指すことに決めたものの、現実での経験とはまるで異なる、不思議な世界が目の前に広がっていることに気づきます。その世界はまるでゲームのようにカラフルで、現実離れした風景が続いていました。空には虹色に光る雲が浮かび、地面には奇妙な形の植物が生え、どこからともなく不思議な音楽が流れてきます。

「……これ、夢じゃないよな？」
自分の毛むくじゃらの体を確認しながら、半信半疑で周囲を見回すおじさん。しかし、目の前に広がる風景と自分の新しい姿はどう考えても夢ではありません。触れる感覚もリアルで、耳をすませば、遠くの方で風が木々を揺らす音や小さな生き物が動く気配まで感じ取れます。

とりあえず一歩を踏み出してみるおじさん。すると、その足元に現れたのは、地面に刻まれた矢印のマークでした。矢印は、はっきりと右を指しており、まるで「進むべき道」を示しているかのようです。

「うーん、どういうことかは全然分からんけど……まあ、右ってのは正しい方向っぽいよな。」
自分を納得させるように言葉をつぶやき、矢印の方向へと歩き出すおじさん。道中、奇妙な植物に触れたり、足元を走る小さな生き物を追いかけたりしながら、徐々にこの新しい世界に順応していきます。

しかし、しばらく進んだところで、おじさんの前に突然、透明な壁のようなものが立ちはだかります。試しに触れてみると、壁には文字が浮かび上がりました。

「クエスト開始：カエルの村を救え」

「クエストって……いや、ゲームだって言ってたし、そりゃそうか。」
半ば呆れつつも、興味が湧いてきたおじさん。その文字を読み終えると、壁は音を立てて消え、目の前には新たなエリアへの道が開けました。

道の先に広がっていたのは、小さな池を中心にした村。そこにはカエルの姿をした住人たちが暮らしており、みんな困った表情を浮かべています。おじさんが近づくと、一匹の大きなカエルが話しかけてきました。

「おお、旅の者よ！ よくぞ我らの