某スマホゲームスタジオで2DデザインやアニメーションやUIデザインをやっていた際『ゲームを作ってもユーザーが定着しない』という事で様々な企画が潰れていくのを目にして、それらのゲームの共通点として『オタクカルチャーを一般層に向けて』という傾向がありました。
『オタク』と『オタク一般人』というターゲット層を沢山のゲーム会社が奪い合っている状態だと感じました。
制作している側にそういう人が多いので仕方の無い話ではありますが、今後ゲーム会社は増えて行って同じターゲット層を奪い合う形になってしまうとおかしな方向に進み始めるなと。
自分は元々はダンスをしに上京して歌舞伎町に飲まれる20代を過ごしていましたが、そこからイラストや動画などを作り始め、ゲーム制作するようになったので当時の経験を生かして真逆のターゲット層からゲームを作り始めた感じです。
オタクゲームのディープな部分になるとエロゲーからはじまりますが、真逆のアングラストリートカルチャーになるとディープな部分はドラッグカルチャーが現在の軸です。
ただ、ドラッグそのものをテーマにして使用者を増やしたいというわけでもないので、その中でも世界でも認められている依存性や体に害の無い大麻を中心にしたゲームから作り始め、実際の現在のアングラの人たちにも触れつつそれをゲームにして行き、オタクカルチャーからはできない表現のものとしての一般向けを作れないものかと模索しています。
一発目としてはまずは思いっきりギリギリまでディープな部分から始めないといけないので、このような作品になりました。
ただ、この流れからゲームを作っていけばあまりゲームをしないとされるアングラ層のユーザー側の一般人も日本のゲーム市場にすることが出来、ターゲット層が増える事で同じターゲットを奪い合う事無く市場が潤う様になるのでは?と考えており、元々から個人で制作するものなのに既に企業がやっている事と同じ事をしても実験にはならないと考えましたので、そういう気持ちで制作しています。
それほどの大志を抱くほどの技術やスキルや資金を持って居る訳ではありませんが、折角自分の時間を犠牲にするのであれば、出来る事から試していきたいと考えています。
恐らくオタクカルチャー側からすると危ない奴だと思われるでしょうけど、こういうアングラゲームの製作を支持するクリエイターさんはいませんので必死に勉強しつつ制作しており、ドラッグや反社会的な活動をする暇など全くありません。
方向性は違えどそういう意図で制作しています。
UnityRoomはクリエイターさんをメインとしたサイトですから理解していただけないのは仕方ありませんが、多様性の1つとして理解いただけると大変助かります。