Dimention Game

「スーパーカミオカンデって何をしてるかご存知ですか？」

「ここに紙を用意します。
この紙に棒人間を書いて…この棒人間くんの住む平面世界を2次元の世界としましょう。
棒人間くんは平面のため、我々3次元の世界を知覚できません。

しかし私が今この紙に3次元の球を通すとします。平面をすり抜ける球です。
2次元の棒人間くんは3次元の球だと知覚できないからパニックですね。
彼には球が時間を経過して2次元を通っていく断面しか知覚できません。
最初は小さな円、だんだんと円周が大きくなって、ある程度大きくなったらまた小さくなっていって
球が完全に通り抜けた時、平面世界では円が消えてしまいます。

棒人間くんはパニックです。
なぜなら2次元世界ではそのような挙動をするものは存在しないからです。」

「これは我々の生きる3次元にも置き換えられます。

スーパーカミオカンデは
3次元において不自然な挙動のする事象を検証します。
これは、我々の知覚できない高次元が起こす事象を観察し
高次元の姿を解き明かすためなのです。」

偉い学者さんからこんな話を聞いたことがある気がする。
素人なので難しいことは分からず、この話も多少間違っているかもしれない。
でもこのロマンをずっと忘れられずにいる。

DIMENTION GAME

このゲームは次元の手がかりをあつめる、手作りのスーパーカミオカンデ。