MadRune BadGame ~マルバツゲーム~
"千年に一度の赤い月の夜、ルーンは邪悪な輝きを放ち、生贄を求めるだろう"
"血を捧げよ、印揃えの儀によって流れる血を捧げよ"
"さもなくば邪なるルーンの光によって地は焼き尽くされ、川は枯れ、民は飢えるであろう"
──ルーン聖書 第二節 "儀式"
今宵、かの書に記されし赤い月の夜が訪れようとしていた…
「騎士マールとバッツよ、民のため、汝らの血をルーンに捧げよ」
王はふたりの騎士に儀式に臨むように命じた。
「印揃えの儀」。
大いなる碑の前へと立ち、それぞれの意志を込めた印を交互に結ぶ。そうした決死の攻防の末、印を直列に揃えた者のみをルーンは勝者と認める。
そして敗者はルーンの光により、骨も残さず消滅するのだ。
「おお、バッツよ、貴様との宿命もこれまでか」
「しかし我らはその為に生まれたのだ、マールよ」
そして儀式の開始を告げる鐘は鳴り始めた……
見下ろし型2Dゲーム